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日本はアジアモンスーン気候に属し、年間の木質資源の総生長量は 7,000 万㎥、総蓄積量は 50 億㎥にのぼり、エネルギー換算すると原油相当量約 25 億㎥になります。これはおおよそ 10 年分の原油輸入総量に匹敵します。我が国が誇るこの豊富な木質資源は、今日に至るまでほとんど活用されることなく放置されてきました。

エコボイラの起源は、2010 年、愛媛大学名誉教授宮谷和雄氏により、真空下の燃焼による低温燃焼原理と燃焼制御方法の発明に始まります。これにより原木が木質燃料として容易に燃焼できる可能性が明らかにされ、同技術は「エコボイラ」として帝人グループの会社と共に製品化と事業化が進められました。開発から 13 年、エコボイラは全国で 25 台の設置と運用に成功しましたが、事業を継承した企業による展開が進まず多くのニーズに対応できないでいます。

2023 年、エコボイラの基本技術を更に発展させ、製造と販売、及び、新規応用製品の開発をすすめる専門メーカとして私たちはプロメテウスを発足させました。当社のコアメンバーは全員が宮谷氏の直接の指導を受け、エコボイラに関する科学的基本原理、ボイラー構築に必要な新技術と設計方法、並びに、細かなノウハウ等の技術・技能を伝承しています。皆様のニーズに対応できるよう活動を続けて参ります。

代表取締役