ECO-BOILERS (BIOMASS BOILERS)
エコボイラ(バイオマスボイラ)

最新の1次燃焼技術により
低温完全燃焼技術で環境性と経済性を両立

環境負荷の少ない クリーンな燃焼 を実現
燃料コストを 70%以上削減
原木をバルクのまま 無加工で燃料利用
長期耐久設計 12年の使用実績
低労力性 灰のかき出しは年に1回
エコボイラの環境性能
環境負荷の少ないクリーンな排ガス
重油でも、ペレットでも、原木木材でも、燃料を燃焼させると必ず排ガスが発生します。エコボイラでは、4段階の燃焼プロセスを経て環境負荷の少ないクリーンな排ガスを実現しています。バイオマスボイラでは特に、煤塵の発生が問題となることが多いですが、エコボイラが発生させる煤塵は国の基準値の10分の1以下です。
ダイオキシン類の抑制
エコボイラでは4次燃焼及び熱交換によりダイオキシン類の分解及び再結合の抑制を達成しています。エコボイラのクリーンな排ガスは100℃以下であり、排ガスに含まれるダイオキシン類は国が定める環境基準の10分の1以下です。
六価クロムの抑制
一般的に燃焼炉には熱に強い耐熱鋼が使われますが、木質燃料を燃焼させると強い還元性の燃焼炎が発生するため、耐熱鋼に含まれるクロム成分が毒性の強い六価クロムになって排出されることが知られています。
エコボイラでは、低温完全酸化燃焼法の開発により六価クロムの発生を抑制しています。
CO2の削減
森林から生産される木材をエネルギーとして燃やすと二酸化炭素を発生しますが、この二酸化炭素は、樹木の伐採後に森林が更新されれば、その成長の過程で再び樹木に吸収されることになります。 このように、木材のエネルギー利用は、大気中の二酸化炭素濃度に影響を与えないというカーボンニュートラルな特性を有しています。このため、化石燃料の代わりに木材を利用することにより、二酸化炭素の排出の抑制が可能となり、地球温暖化防止に貢献します。 エコボイラでは、重油ボイラや灯油ボイラに代替した場合、エコボイラで木質燃料を1㌧燃やすごとに、CO2 1.17㌧の削減を達成しています。
※株式会社日本環境取引機構による審査・方法論番号004-C
エコボイラの経済性
エコボイラでは独自の燃焼技術により木質燃料をバルクのまま完全燃焼させることができます。 重油や灯油、ペレットに比べ燃料コストを削減することができます。
燃料コストの削減
エコボイラHA100と同等の加温能力を持つ重油ボイラと比較した場合、燃料コストを70%以上削減することができます。
経営の安定化
エコボイラは木質燃料を主とするため、重油価格が乱高下しても燃料コストの変動はわずかです。 石油価格に依存せず農業経営が安定します。
エコボイラの耐久性
一般的に火炎を伴う産業用ボイラーの耐用年数は 5 年が目安とされていますが、エコボイラの燃焼炉では、気密で強い負圧の炉内で木材を低い温度で燃焼させるため、炉に加わるダメージや劣化が軽減され、10 年以上の耐久性が得られています。
2011 年 2 月に愛媛県東温市に導入されたエコボイラは 2024 年 4 月現在、大きなトラブルもなく現役稼働中です。マンゴーハウス(あったかマンゴー・株式会社コスモ精機)の加温に用いられ年間 5~6 ヶ月稼働しています。
User friendly
灰のかき出しは年1回
エコボイラは燃焼空気を適切に制御することで完全燃焼を実現しています。 灰の主な成分はC(炭素)であり、C(炭素)はO2(酸素)と必要なエネルギーを加えることで燃焼ガス(二酸化炭素)になります。 エコボイラは燃焼空気と温度を適切に制御することにより灰の発生量を少なく抑えることに成功しています。 写真は12月~5月まで6ヶ月加温した後の灰の量(愛媛県東温市2023年撮影)
1週間の連続運転が可能
エコボイラの使用方法には、日替わりの連続運転とバッチ運転があります。
連続運転は 1 時間あたり 10~20kg を目安として一日ごとに必要な木質燃料を投入する方式です。冬季などシーズンを通して農業用ハウスを加温する場合にお勧めです。
バッチ運転は 5~7 日分の木質燃料を一度に投入する方式です。工場や作業場、集会場などの昼間の暖房にお勧めです。
エコボイラの炉室は約 3 ㎥あり 1.5~2.0 ㌧の木質燃料を投入することが可能です。
様々な木材を燃料として利用
エコボイラは原木を無加工のバルク(かたまり)のまま燃料として使用することができます。
集成材のプレカット工場から出るプレカット材、間伐材、建築廃材、木株、林地残材、流木、剪定枝などを燃料として使用することができます。
その地域、地域にあった燃焼を使用できます。 竹を燃料として使うこともできます。ただし、竹の節と節の間の空気が膨張し破裂するため半分に割ってからご利用下さい。
プレカット端材
建築廃材
間伐材
木株
林地残材
農作物の健やかな成長を支える
農作物の健やかな成長には安定した温度と一定の風が欠かせません。
重油ボイラはバーナーのオン/オフ制御によりパルス的に加温することに対し、エコボイラは連続的に一定の温風を園芸施設(農業用ハウス)内に送り込みます。
エコボイラの温風は、えぐみ等の少ない健康で美味しい、高品質な農作物の成長を支えます。
INTRODUCTION AREA MAP
導入エリアマップ

木質燃料は樹週の違いや生育した環境により、樹脂成分が大きく異なります。寒冷地で育成した樹木は樹脂製分が多く、燃焼に際し多くの煤を発生させます。 エコボイラでは 2010年以来、日本列島の温暖地、寒冷地、及び、極寒地などの様々な生育環境の樹木を燃焼させてきた実績があります。

2015年 北海道恵庭市 2015年 北海道恵庭市 2015年 北海道恵庭市 2015年 北海道美瑛町 2017年 北海道東川町 2017年 北海道東川町 2017年 北海道東川町 2014年 宮城県南三陸町 2014年 宮城県石巻市 2018年 宮城県桶屋町 2016年 宮城県仙台市 2016年 宮城県仙台市 2016年 福島県いわき市 2016年 福島県いわき市 2023年 群馬県高崎市 2023年 山梨県富士川町 2010年 愛媛県新居浜市 2011年 愛媛県東温市 2011年 愛媛県宇和島市
2010年
特許取得 特許第4734462号
2010年
愛媛県新居浜市 1台(集成材工場暖房)
2011年
愛媛県東温市 1台(農業用ハウス暖房)
愛媛県宇和島市 1台(農業用ハウス暖房)
2014年
宮城県南三陸町 1台(農業用ハウス暖房)
宮城県石巻市 1台(農業用ハウス暖房)
2015年
北海道恵庭市 3台(農業用ハウス暖房)
北海道美瑛町 1台(工場暖房)
2016年
宮城県仙台市 2台(農業用ハウス暖房)
福島県いわき市 2台(木材乾燥室)
2017年
北海道東川町 3台(工場暖房)
2018年
宮城県桶屋町 1台(農業用ハウス暖房)
2023年
山梨県富士川町 1台(農業用ハウス暖房)
群馬県高崎市 1台(農業用ハウス暖房)
合計
19台
上記導入事例は(株)エコボイラ、帝人エンジアリング(株)、ヒグマ乾燥機(株)、日本カンタム・デザイン(株)等による導入事例です。(現在は事業を行っていない会社を含みます)